HAMADORI 6000PRODUCTS
ハマドリ6000HAMADORI 6000
「HAMADORI6000」とは、航続時間8時間、
航続距離740kmの長時間・長距離飛行を
可能にした翼幅6mの大型飛行艇型ドローン
飛行艇型が可能にする飛行と水上航行で、
高い機動性と運用性能を実現
(完全自律制御・全天候対応)
幅広い分野を想定した活用例
観測予定地から近い港まで機体を陸送し、最大200海里の沖合まで行って帰ってくることが可能です。上空からのセンシング、水面に着水してのサンプル採取もできます。また水面を航行しながらのマルチビームソナーによる深浅測量や、水中構造物のアセットマネジメント、海底異常物調査にも対応。海底局とHAMADORI6000で通信中継を行い、海底地殻変動の詳細な観測にも貢献できます。排他的経済水域までをカバーする飛行性能は、外国漁船の監視や離島の保全、物流にもご活用いただけます。
海上監視(警備・救難・防災)
気象海象観測
観測希望地上空からの高精度なセンシングがかないます。国境警備、海難救助、防災や、気象海象観測に貢献します。夜間の運用や自動オブジェクトトラッキングにも対応。
海面色・大気観測
火山監視
海中に含まれる物質による海面色の変化から、水中に含まれる物質量などを推定する「大気補正」のデータ収集に貢献します。ほかにも火山監視などにも活用可能。
塩分・水温観測
HAMADORI6000からプローブを投下し、センサーを用いて塩分・水温を測定します。塩分と水温がわかると海水の密度がわかり、海水の特性や流れの解析などにも活用可能です。
海水採取
(生物・海中DNA・プラごみ)
海洋微生物の99%が培養不可能であることから、海水を採取し、そこに含まれるDNAを調べる「海中DNA調査」に貢献。海洋生物の多様性の維持や資源の適切な管理に活用可能。
マルチビームソナー
海底測深
マルチビームソナーによる広範囲・高精度の測量や水中構造物のアセットマネジメント、海底ゴミの分布調査や海底ケーブル・パイプラインルートの調査にも貢献します。
海底局/AUVとの通信中継
海底地殻変動観測
陸上での地殻変動はGPS測位が主流ですが、海底では音波の到達時間を計測する音響測距が主流。海底の音響受信器(海底局)との通信で詳細な地殻変動観測に貢献します。
荷物の運搬
注目を集めるドローン物流分野では海上発着できる特徴を生かし、災害時の迅速な医療物資運搬や海上船舶への物資輸送など「海」にまつわるドローン物流に貢献します。
カスタマイズできる高い拡張性能
目的に応じた多彩なセンサーを搭載できる高い拡張性で、
様々な観測・監視データを提供可能。
A
- EO/IRカメラ:監視、捜索、海面色観測など
- ジャイロセンサー:風速計等、海況・風況観測など
Bユニバーサルペイロードベイ(電源と通信インフラの提供)
- ソナー:深浅測量
- ハイドロフォン:海洋生物
- 採水機構:水質・海中DNA
- 音響通信機:海底局・AUVとの通信
- XBT/XCTD:水温・塩分
- 目的に合わせた機器を搭載可能
運用データの納品までの流れ
LOS通信では難しい遠方でも衛星通信を利用し
リアルタイムで運用データを確認可能。
機体スペック
全 長 | 3000-4000mm |
翼幅 | 5000-6000mm |
離陸重量 | 100kg |
ペイロード | 10kg~ |
航続時間 | 480分程度 |
巡航速度 | 時速110km(60ノット) |
航続距離 | 740km(400海里) |
滑走距離 | 30m程度 |
着水波高 | 3.0m~ |
動力 | エンジン |
通信 | 衛星通信/LOS通信 |
搭載カメラ | EO/IR |
発着方法 | 水上滑走 |