活用分野SOLUTION

SOLUTION飛行艇型ドローンの活用分野

飛行艇型ドローン「HAMADORI」の活用分野は、海洋環境の調査、インフラ監視などの飛行し、上空から撮影や監視する運用方法、魚群探知などの水上から水中をセンシングする運用方法、荷物運搬や海難救助など物を運ぶ運用方法などがあります。「HAMADORI」のサイズにより、活用分野・目的もことなるので、ケースにより「HAMADORI3000(翼幅3m)」「HAMADORI6000(翼幅6m)」の使い分けが必要になってきます。
またこれまでの遠方での観測・調査などでは、有人船舶や有人航空機を利用せざるをえなかった案件でしたが、今後は「HAMADORI3000/6000」を利用することで、時間・コスト・労力を大幅に削減でき、頻度を高めることが可能になります。そして何より重要な「安全」を担保できたことは関係者にとって最も大きいメリットです。

海洋環境の調査

EO/IRジンバルカメラを搭載し、自動オブジェクトトラッキングにも対応した海洋環境の調査が可能です。上空からの気象海象観測とともに、海水サンプル採取、海底局との通信、ソナーによる海底測探など水中のセンシングも可能です。海洋プラスチックごみの調査や火山監視、海底の地殻変動調査などにもご活用いただけます。

インフラ整備の事前調査・点検

陸上に比べ広大な面積を確保しやすい海洋での再生可能エネルギー利用が注目される中、早期の稼働実現が期待される洋上風力発電。施設建設のための事前環境アセスメント(環境影響評価)において、上空からはもちろん水面から海中、海底へのセンシングに対応します。また建設後も施設の空撮、整備点検にご活用いただけます。

水上監視

日本海や九州周辺、東シナ海など日本を取り囲む主要な漁場において、外国漁船による違法操業が問題となっています。そうした監視はエリアが広大である点が難点です。「HAMADORI3000/6000」はリアルタイム性の向上や、監視エリアの拡大に貢献できます。排他的経済水域、離島などの保全・管理における情報収集・分析にご活用ください。

漁業環境の調査

軽石漂着や赤潮、海洋熱波など、漁場を取り巻く環境異変の調査に貢献できます。また空からの海鳥探知による漁場探索や、海中のセンシングによる魚群探知にも貢献できます。さらに海洋データ、漁獲データ、資源データを正確に把握・管理することで漁業に必要なスキルを標準化する「スマート漁業」にもご活用いただけます。

海難救助

高性能なEO/IRジンバルカメラを搭載し、広範囲の捜索を実現します。また一般的なマルチコプター式のドローンに比べて、風雨や波に強いのが特徴です。さらに夜間の捜索や自動オブジェクトトラッキング対応で効率的な救助に貢献します。水難漁者の捜索、災害における行方不明者の捜索など多方面の海難救助にご活用いただけます。

物流への応用

日本でもドローン物流の実証実験が進み、配送困難地域への輸配送や災害時の物資運搬からの導入が見込まれています。水上発着できる特徴から空だけでなく海や河川など「水辺」に関する物流に貢献できると考え、離島や海上物流を視野に入れています。「空の産業革命」を進化させた「空と海の産業革命」を目指しています。